先日から、
英文を作るときのシンプルな考え方を紹介しています。
…などと書きましたが、
前回の更新からずいぶんと時間がたってしまい、
申し訳ありません。
ありがたいことにお仕事の関係で
色々と忙しくさせていただいている中、
本日は久々の更新です。
さて、今日は
「主語・述語の後への文章の続け方」
の5つのパターンの三つ目をご紹介。
本日は
[3]主語 + 述語 + […(人の目的語)]
+ […(ものの目的語)]
の形をご紹介します。
目的語は、
[〜を]
に当たる言葉だと、前々回にご紹介しました。
それが、今回は[…に](人)と[〜を](もの)の2つに分かれます。
例えば、このような感じです。
She told me an interesting story.
(彼女は私にある面白い話を話した)
この文の目的語は二つに分かれていて、
「me=私に」
と
「an interesting story=ある面白い話を」
の部分ですね。
このように、
["人"に]["もの"を]とつながる場合は、
必ず"人"が先
に来ます。
もう一つ例を出してみましょう。
Our teacher often shows us the pictures of foreign countries.
(私たちの先生はよく外国の写真を私たちに見せる。)
この文の目的語は、
「us=私たちに」
と
「the pictures of foreign countries
=外国の写真を」
の部分ですね。
ちなみに、文中の
often
は
「回数・頻度を表す副詞」
です。
前々回に少しだけお話に出しましたが、
この種類の単語は一般的に
「一般動詞の前・Be動詞の後」
に置かれます。
この文ではshowという一般動詞が使われているため、
oftenは
「一般動詞の前」
に置かれています。
この種類の副詞には、ほかに
always(いつも)
sometimes(時々)
usually(ふだん)
seldom(めったに…ない)
などがあります。
なお、このパターンでは、
[人][もの]の順序に並べることが原則ですが、
ある単語を使うことで逆にすることも可能
です。
それは、
to
for
の2つの前置詞になります。
先程の例文を使って説明しましょう。
She told me an interesting story.
→She told an interesting story to me.
こんな感じで、
[人]の前にtoかforを置く
ことで、
[人][もの]の順番をひっくり返すことができます。
因みに、「toとforのどちらを使うのか?」
と言う話ですが、これは
動詞
で決まります。
もっと言うと、
forは使える動詞が決まっています。
具体的にその動詞を御紹介しましょう。
make
do
buy
get
choose
cook
find
(現在・過去形などの時制に関係なく適用されます)
中学校範囲では、
これくらい覚えておけば大丈夫!
メイクドゥーバイゲットチューズクックファインド…
と呪文のように唱えて覚えましょう(笑)。
そして、上に挙げたもの以外はtoでOKと考えましょう。
例えば、こんな感じで使います。
Kate made many kinds of cakes for her friends at that party.
(ケイトはそのパーティーで友人にたくさんの種類のケーキを焼いた)
この文章の場合は
makeの過去形madeを使っているため、
toではなくforになっているのですね。
さて、今日のまとめです。
・目的語が2つの時は
[…に(人)][〜を(もの)]
の順番で並べましょう。
・[人][もの]をひっくり返す時には、
to か for
を使います。
forを使うのは
make・do・buy・get・choose・cook・find
と覚えましょう。
では、最後にいくつか問題を掲示します。
良ければチャレンジしてみてくださいね。
(1)彼らはジョンに2冊本を買ってきた。
(2)サムはあなたに数学を教えていますか?
(3)[難]私は彼にその理由を尋ねた。
(1)They bought John two books. / They bought two books for John.
(2)Does Sam teach you math? / Does Sam teach math to you?
(3)I asked him the reason. / I asked the reason of him.
※askは特別に、toでもforでもなくofを用います!
タグ:勉強方法